【感想】写実派・抽象派・印象派・象徴派、美術の用語について整理

感想

芸術用語に不学な私は一度これらの用語を整理する必要があると感じたので、まとめさせていただきます。写実派、抽象派、印象派、象徴派、ポスト印象派について学んでいきます。

このまとめの感想です

https://souzoumatome.com/van-goghs-painting-ch/

時系列

SNS名主な特化内容(印象です)
ニコニコ静画「漫画」に特化。「電子書籍」を読める。ニコニコ動画的なノリの文化。
TINAMI人との交流。誰がお気に入りにしているかわからないシステム。
GALLERIAクリエイターの権利を守ることに特化。トレスや模写の禁止等。
ILLUSTDAYSポートフォリオに特化。
pictBLandBLに特化。会員のみ閲覧できるクローズド制。
手書きブログ「手書き」に特化。記事やコメントなどを手書きの文字や絵で行う。
ポイピク「他人の目を気にしない」という要素に特化している。「供養」といったイラストのカテゴリーで他のSNSと併存可。
JAYPEGポートフォリオに特化。主にデザイナー向け。
piapro(ピアプロ)初音ミクに関する創作に特化。会員内で作品を共有することができる。音楽のカテゴリーがある。
かべうち「評価や閲覧数」がなく、ラフや習作を気兼ねなく投稿できる

まだまだ種類はあると思いますが、代表的なものを抽出しました。

写実派・印象派・ポスト印象派・抽象派・象徴派

派やら主義やらややこしいので、タイトルは派に統一します。今回紹介するのは主に5つだけです。

ポスト印象派

ポスト印象派(ぽすといんしょうは,Post-Impressionism):ポスト印象派というのは印象派の成果を受け入れつつ、他方では反対しながら印象派を超克しようとした画家を意味するそうです。印象派の後に、フランスを中心として主に1880年代に起こったらしいです。様式的な共通性は希薄であり、それぞれの画家の画風は大きく異なる。一般的には、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌなどを指すそうです。

フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』1889年6月、サン=レミ。油彩、キャンバス、73.7 × 92.1 cm。ニューヨーク近代美術館

スレで話題の中心だったゴッホはポスト印象派らしいです。この絵好きです。

ゴッホの天才は印象派の流行の中で色彩化としての覚醒を遂げながらあくまで我の道を突き通したところにあるわ
南フランスの炎天下やミストラルの中で一日中屋外制作に取り組み続ける一方熱心な読書家でもあった
衝動的ではあるが並々ならぬ熱意と集中力を持った超人やで

555レス目

この人も言っていましたが、印象派の流行のなかで我の道を突き通したというところがポイントだと思います。印象派に囚われすぎず、自分で一生懸命考えたんでしょうね。だからポスト印象派に分類されているのだと思います。

それにしてもやはりどの分野でも「熱意と集中力」は本当に大事ですね。なんのために絵を描くのか?その意識をはやめに探り出して、行動に方向づけをしたいものです。

参考:ポスト印象派

写実派とは

写実派(しゃじつは,realism):写実主義ともいう。「現実あるいは自然の外観を尊重し、それをあるがままに模倣、再現しようとする方法、またそのような制作態度を支える思想」をいう。絵画ではクールベなどが代表的。


『絶望(自画像)』 1843-1845 ギュスターヴ・クールベ

写真かと思うほどリアルですね。写真ならわざわざ飾りませんが、この絵なら飾りたくなります。写真にはない良さがあるのでしょう。やっぱりこの絵が部屋にあると眠れそうにないのでやめておきます。

ギリシア芸術や、ルネサンス期から19世紀に至るほとんどの絵画や彫刻の現実再現の手法を指すそうです。この手法はイリュージョニズム(錯視的再現の手法)ともいうらしいです。錯視(さくし)とは、視覚による錯覚のことです。錯視は幾何学的錯視や運動の錯視などさまざまな分類があります。

芸術で重要なのはやはり幾何学的錯覚ではないでしょうか。「大きさ(長さ・面積)、方向、角度、曲線などの平面図形の幾何学的関係が、物差しや定規によって測った客観的関係と食い違って見られる錯視現象」だそうです。透視図法もある種の錯視だといえます。実際に測ってみた大きさと、見える大きさは違いますよね。

こうした錯視を分析して、実際の物の大きさではなく、人間にはどう見えるかを考えるのは面白そうです。しかし「現実あるいは自然の外観を尊重」することと、「人間の見え方を尊重」することは微妙に食い違っているような気がします。人間にとっての現実であり、人間にとっての自然の外観を写し取るのが写実派なのでしょう。その点は抽象派や印象派とも似通っているというか、美に共通した人間中心主義の感じがあります。犬は色を知覚できないそうです。犬がもし絵を描く能力をもっていたら、芸術もまた色のないものになるでしょう。

写実主義は2つに分けるとしたら、「日常的現実の中の風俗や事物を主題とする場合」と「錯視的に自然の空間や事物の形態や質感、明暗を表現する方法や態度」らしいです。たとえば目の前のリンゴを描いたり、山々を描いたり、通りの人々を描いたりといったことでしょうか。そうした現実をいかにして人間が見たときと同じような形態や質感で写し取れるか?ということですね。技法の問題と、題材の問題の2つがあります。

極論でいえばカメラでいいのでは?となるのかもしれません。ルネサンス期や19世紀など、あまり精巧なカメラがなかった時代に写実派が流行したのは技術がなかったからかもしれません。たしかにもし人間の錯視的な情報を全てインプットした精巧なカメラをこれから人間が作成することができたら、ただ写し取るだけだけの写実派の芸術はいらなくなると考える人が出てきてもおかしくないです。

参考:写実主義

抽象派とは

抽象派(ちゅうしょうは,abstractionism):抽象表現主義ともいう。1940年代にアメリカで起こり、世界的に注目されたらしい。抽象表現主義という言葉は1919年にワシリー・カンディンスキーが初めて使い、1946年にロバートコーツが再採用した。サルバドール・ダリなどによるシュルレアリスムが影響を与えたと言われている。巨大なキャンパス・画面に中心がなく地と図の区別がない均一な平面、創作過程の重視などが特徴らしい。


ワシリー・カンディンスキー『即興 27』(1912年、メトロポリタン美術館蔵)


ウィレム・デ・クーニング 「女と自転車」1952年から1953

自転車はどこにあるんだ。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%BD%E8%B1%A1%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E4%B8%BB%E7%BE%A9

印象派とは

印象派(いんしょうは,Impressionism):19世紀後半のフランスに発した絵画を中心とした芸術運動。クロード・モネの作品である「印象・日の出」に由来するらしい。印象派の絵画の特徴としては、小さく薄い場合であっても目に見える筆のストローク、戸外制作、空間と時間による光の質の変化の正確な描写、描く対象の日常性、人間の知覚や体験に欠かせない要素としての動きの包摂、斬新な描画アングルなどがあげられるらしい。

クロード・モネ『印象・日の出』

エドガー・ドガ『舞台の踊り子』(1878年、オルセー美術館)

美しいですね。

めっちゃ才能溢れる上手いやつはどうやっても歪むものを描いちゃうやつに劣等感感じてたんやで
普通に描けば上手かったピカソもそうやってセザンヌみたいな素でキテレツなもの描いちゃうやつへの憧れがあったくらいや

559レス目

ここでも言及されていましたが、上手く描けるというのは”写実性”という観点でということかもしれません。うまいとすごいはある意味別という感じがします。写実性は技術によってある程度上達しますが、どういう印象をもつかはやはり個人的な、感覚的な問題になります。月並みな言葉で言えば「才能」が大事になってくると思います。感覚は環境によってもある程度醸成されていくるものだと思います。しかし技術によって確立できる領域なのかは、正直わかりません。

参考:印象派

象徴派

象徴派(しょうちょうは,symbolisme):象徴主義、サンボリズムともいう。自然主義や高踏派運動への反動として1870年頃のフランスとベルギーに起きた文学運動および芸術運動である。自然主義者とは対照的に、象徴派は事物を忠実には描かず、理想世界を喚起し、魂の状態の表現を特別扱いする印象や感覚を探求したらしい。レミ・ド・グールモンによれば象徴主義は「芸術における個人主義の表現」らしい。美学的には、象徴、寓意(ぐうい)、アトリビュート(属徴、表徴)などの手法によって、本来、形象化しえない超自然的な世界、あるいは内面、観念などをイメージによって伝達する方法をさす。したがって、宗教的図像の多くは象徴主義的であり、とくにキリスト教中世は象徴主義的表現の全盛期であったらしい。

アドルフ・ヒレミ=ヒルシュル「夜の果てのアハシュエロス」(1888) Ahasuerus at the End of the World

象徴派が描く詩的な絵画は、現実そのものを描くリアリズムへの反動でした。象徴派の目指すところは、沈鬱さ、愛国心、神秘性といった感情を喚起するところにありました。色というものは、事実通りに、あるいは自然主義的な方法で使う必要はないことを示したのです。

(「カラー&ライト」ジェームズ・ガーニー,22P)

参考:象徴主義(コトバンク)、象徴主義(WIKI)

今回のおすすめ書籍


カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~

絵を描く人の中では必携とまで言われている本なので今更紹介するのもアレなのですが、一応紹介しておきます。

この本は「リアリズムへののための色彩と光の描き方」とあるように、写実派を目指す人に役立つ本です。明部と暗部の使い方、フォームの原理、反射光など、技法の説明がたくさんあります。

空想リアリズム ~架空世界を描く方法~
同じ作者で「空想リアリズム」という本もあるのですが、実際に存在しないものを模写することはできないですよね。したがって自分が想像したものをいかにリアルに描けるかどうかがポイントとなります。そうしたヒントを与えてくれる本です。ストーリーボードの使い方、アイレベルの使い方、街の作り方、色の実験方法など「カラー&ライト」とはすこし違った側面から色について言及されています。

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